八重樫榮吉さんの書籍が入りました

東北の各地で雪だるまマークが天気予報によく出るようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

多賀城は海側なので、私はまだ雪を見ていないのですが、最近は関東圏から雪見温泉を楽しみに北東北へお出かけの方が多いそうですね。

 

前置きはさて置いて、今年8月に発行された八重樫榮吉さん聴き書きの書籍『錺金具の輝き』を追加入荷しました。

 

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八重樫さんと言えば、現在数少ない仙台タンス金具の制作者であり、取っ手なども含めたタンス全ての金具を作れるのは彼お一人だろう、と言われている方です。

 

そんな氏とは、毎年5月に行われる「仙台・青葉まつり」で私が職人屋台を企画・運営している関係でお会いしました。青葉まつりのキャラクター「青葉すずのすけ」も作ってもらったことがあるんですよ♪ しかも、本にも写真を載せてくださいました!

 

「伝統」と言うと、以前の物と同じ形に同じ模様、と考える職人さんも少なからずいらっしゃり、必ずしもそのことが悪いとも思わない場合もあるのですが、「タンスの寸法や錺、用途などは生活と共に変化していってもいいと思うよ。でも基礎を身につけることはとても大事」とおっしゃる八重樫さん。

本の中にも要所要所で、どんなフィールドに行ってもプロフェッショナルには必要なんだろうな、と言えるような言葉が出てきます。

 

地元仙台が好きな方には是非お手に取ってもらいたい一冊です!!

 

余談ですが、Gallery・Sinにある本は全て八重樫さんのご署名を入れてもらってきました♪♪

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