6月のギャラリー通信・能のコーナー作りました

今月で77号。縁起のよさそうな号数となりました、ギャラリー通信。
作家さん、ギャラリーを応援して下さっている皆さまへ、今朝発送してきました。

展示の合間の現在、秋へ向けて準備を始めていることがありまして。
先月5月の通信から、「店主の能を勉強してますコーナー」が新設。今月も何とか記事にできましたm(_ _)m

 

話しは少しさかのぼる、年始のこと。
友人・その他周辺の環境のご縁で、「仙台市内に住民票をお持ちの唯一の能楽師さん」山中迓晶さん(やまなかがしょう・がは牙にしんにょう)とお会いする機会がありまして。
いろいろ話しが始まり、この秋10月下旬に、多賀城文化センターの駐車場を借りて小さな能の会をすることになりました。

正直に白状しますと、店主の米澤、学生時代は数回能舞台を見にいったこともあるのですが、ここ数年はかなりご無沙汰でして。
ということで、「久しぶりに勉強してみよう!」と思い立ち、まずは1か月に1冊本を読んでみることにしました。と、そんなコーナー新設のギャラリー通信です。

 

先月5月号でご紹介したのはこちら。
白洲正子さんの著書 『能の物語』 です。

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4歳の頃から能を習い始めた、という、白洲正子さんの1冊。
室町時代初期(14世紀)にひとつの芸術に集大成された能の謡曲を「間をたいせつにすることと、お能を、目で見るように書くことと、幽玄な雰囲気をこわさぬよう注意する」(はじめに、より)ことを重点に書かれた本は、能のストーリーの情景が見えてくるような雰囲気と、ひとつの曲が7 ~8ページくらいで、短編集としてゆったり楽しめる本でした。
-画像・出典 『能の物語』白洲正子著 講談社文芸文庫-

 

知れば楽しいことは分かっているのですが、最初から様式などの「説明」から入ってしまうと、少し疲れてしまう私の性格を考えて(^^;)まずは、能の演目の世界から。
そんな具合に、周辺から入り始めた能の世界。

米澤の、皆さまに宣言すれば勉強途中脱落しないはず!の「能のお勉強コーナー」でした。どうぞ、秋までのお付き合いよろしくお願い申し上げます。