【美術が社会に役立つこと、を考えてます-18】美術館へ!-11
ここでちょっとある本から。美術館の音にまつわる部分を抜粋『それに対して、視覚藝術としての絵画や聴覚の藝術である音楽は、何よりもまず、この「五感スタンバイ」の状態から、知覚の領野を一つの感覚のそれに限定したところに生まれてきたものです。それはいわば、狭いノズルを通った水が、一層勢いを増して迸り出るかのようです。眼を閉じて音楽を聴こうとするのは、この意味で自然なことですし、BGMの流れる美術館にいかがわしさを感ずるのも、そのためです。』(「美学への招待」/佐々木健一著 中公新書)