5月28日~6月9日 菊池咲と東雲窯 日本画と陶のゆかいな仲間たち

-この展覧会は終了致しました。ご来場ありがとうございました-

動植物をユーモラスに描く作家2名の作品展です。
日本画と陶器などによる、ほほえましい生物たちをどうぞお楽しみください。

【菊池咲と東雲窯 日本画と陶のゆかいな仲間たち】
開催:2019年5月28日(火)~6月9日(日) / 期間中6月3日(月)のみ休廊
時間:10時~18時 / 最終日のみ17時まで

菊池咲(きくちさき)…岩手県出身、東北芸術工科大学大学院修士課程修了、2012年第5回利根山光人記念大賞展トリエンナーレきたかみ大賞受賞、2014年岩手県美術選奨
東雲窯(しののめかま)…茨城県出身、京都の専門学校で陶芸を学ぶ。笠間焼窯元や山梨県での就業を経て、2010年茨城県取手市にて開窯

-作家より、動物を描く理由-
「人間以外の動物に近づきたくて描いているのだと思います。支配や利用ではなく、地球上に存在する対等な関係として。
私たち人間が動物という言葉を使うとき、その言葉の前には「人間以外の」という言葉が省略されているように思います。私たち人間は、人間も動物の一員と自覚しながら、人間だけは他の動物と違い、特別な存在であると思っているのではないでしょうか。
人間とそれ以外の動物。可愛いとか可愛くないとか、害獣だとか、絶滅危惧種だとか。人間が勝手に決めた、そういう枠にとらわれない対等な存在として動物たちを捉え、描いてきたつもりです。擬人化ではなく、私が人間以外の動物に近づきたい。
人間の世界では、いじめなど、人を傷つけるような言動、地球規模で見ると戦争が起きていたり。支配・排除しようとする考えが蔓延していて、息苦しさを感じる。言葉が通じるのに同種で傷つけあうのは人間特有のものだと思います。他の動物のことを考えることは、人が豊かに生きていくことを考えることにつながらないでしょうか。人間だけは特別な存在であるという驕りを捨てて、人と人、人と自然が共存できることを願っています。」 ~菊池咲~