こけしの色

「家には1本以上こけしがある」
ある年代以上で実家が宮城、という方にはほとんどあてはまることでしょう。
空気のように当たり前すぎてしまうこけしのため、こけしコレクターといった場合以外は「茶色いこけしは古い」という感覚をお持ちの方も多いと思います。

こけしの中には有色材で作られたものもありまして。

最初から茶色です。

この加納博工人のこけしカード立ては、山桜で作られています。


こちらも同じく山桜で作られた、加納博工人の作並系の伝統こけし。


こちらは年代ものの茶色くなった安保一郎工人のこけしです。

参考までに、水木で作られたこけしはこんなに色白。

海外の写真を見ていると「ヴィンテージこけし」という名前で茶色いこけしが美しく飾られていることもあります。
顔以外にも楽しみが増えますね!

…1枚目のこけしカード立ては、漫画の吹き出しのようにコメントを立てると、こけしが語りかけてくれるようになります。
無垢な笑顔で言葉を伝えてくれるので、あるお客様からは「家族内喧嘩の後にこけしに働いてもらった」コメントもありました。
そんな働き者のこけしを、ぜひギャラリーオンラインショップでご紹介したい!と、何度も写真を撮りなおしているのですが、どうしてもテカってしまって…。
そろそろどうにかなりそうなので、その際はこちらでもご紹介させてくださいね。